【名張第九を歌う会メンバーによる昨年の練習の様子=名張市丸之内で】

 「名張第九を歌う会」が、メンバー募集を兼ねて5月27日午後7時から三重県名張市丸之内の市総合福祉センターふれあいで「第九体験会」を開く。参加無料。

 ベートーベン作曲の交響曲第九番の合唱をしている同会は、1991年に発足。昨年、3年ぶりに「第30回記念市民コンサート『第九』」を開催した。

 現在メンバーは小学生から80代までの43人。今回の体験会で新人を募り、12月17日に同市松崎町のadsホールで開く市民コンサート「第九」には60、70人の合唱団を編成する予定だ。

 体験会では、参加者は昨年のコンサートの模様をDVDで鑑賞した後、合唱の練習に体験的に参加する。合唱指導は藤原靖子さん、ピアノは桂富佐さん。

 会の練習は6月3日から始まり、総合福祉センターふれあいなどを会場に毎週土曜午後7時から同9時まで行う。原語(ドイツ語)で歌うが、歌詞にはかなが振ってあり、練習用CDも貸し出すため、初心者でも安心して練習できるという。会費は月3000円(大学生以下は無料)。合唱指導には、全日本合唱連盟監事の羽根功二さんが加わる。

 同会代表の松岡寿夫さんは「第九は何年歌っても奥が深く、歌いがいがある。年末の舞台で感動を分かち合いましょう」と参加を呼び掛けている。

 体験会の申し込み、問い合わせは同会事務局の山田さん(090・7045・3383)まで。

2023年5月13日付843号4面から

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