【名張市立病院改革検討委員会の今年度初会合=同市百合が丘西1で】

 三重県の名張市立病院(百合が丘西1)の2027年までの5か年の経営強化プラン策定に向け、「市立病院改革検討委員会」の今年度の初会合が5月18日、開かれた。

 市立病院を巡っては、市の諮問機関「市立病院在り方検討委員会」が2月、「経営形態を地方独立行政法人とすべき」などと北川裕之市長に答申。答申を受け、27から30日には市民説明会が開かれる。

 改革検討委は、医療関係者や市民団体の代表者ら8人の委員で構成。在り方検討委の答申や院内のヒアリング結果、市民説明会での意見などを反映させながら計4回の会合で経営強化のための目標や取り組みなどをまとめ、12月に公表する計画。

 この日、在り方検討委でも委員を務めた佐久間肇・三重大付属病院副院長を委員長に選出。病院事務局が総務省のガイドラインの概要を説明後、経営強化プランの目次にあたる骨子案を示した。

 意見交換の中では、市民代表の立場で出席した委員から「住民から『病院がどうなるのか』と心配する声が上がっているのに、昨年は在り方検討委員会で検討し、今年は改革検討委員会で検討。もっと早く進むようにしてほしい」との声も上がった。

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