【来場を呼び掛ける実行委のメンバー=名張市役所で】

 三重県名張市出身の探偵小説家・江戸川乱歩(1894‐1965)の作品「芋虫」を題材にしたリーディング公演「ココカランポ#2」が5月13日、同市新町の旧細川邸やなせ宿で開かれる。

 同市中町で古書店を営む中田茂美さん(55)、俊昭さん(47)夫妻ら4人が、乱歩作品を通じた地域活性化を目指して結成した「ココカランポ実行委員会」の主催。昨年11月の「赤い部屋」に続く2回目の公演となる。

 今作の芋虫は、戦争で大けがを負った傷痍軍人とその妻を描いた短編小説。金沢市を拠点に活動する俳優の西本浩明さんと舞踏家の松本拓也さんが出演し、演劇と舞踏を掛け合わせた表現を見せる。

 実行委のメンバーで舞台制作に携わる三浦貴司さん(33)=名張市出身=は「身近な場所で、一線で活躍するプロの演技を楽しんで頂けたら」と話している。

 当日は2回公演で、昼が午後1時30分から、夜が同7時から。定員は各回40人で、料金は大人2500円(市内在住者は2000円)、大学生以下1000円、未就学児は入場不可。同3時30分からは、俊昭さんによる町家見学ツアーも開かれる(事前予約制、無料)。

 問い合わせ、予約は実行委(0595・41・1578=古書からすうり)へ。予約は専用フォーム(https://forms.gle/bekxZvJy8p31uuYw9)でも可。

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