内外のグループ展や全国規模の公募展に出品するなど、精力的に創作活動を続ける三重県名張市桜ケ丘の画家、杉本禮子さん(90)の作品展が、4月14日から16日まで、同市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。地元では約20年ぶり3回目の個展で、卒寿を記念した作品展となる。
美術大を卒業後、40代まで市内や奈良県内の高校で講師を務めながら、自ら絵筆を握ってきた杉本さんは、三重二紀会や三重洋画協会の会員として、また地元の名張美術作家協会のメンバーとして、長年腕を磨いてきた。個展は大阪などでも開催したことがあり、市内の教室やグループ展では年数回、作品を披露している。
人物や野菜、花、果物を題材とした油彩画が多く、地元の公共施設などに寄贈した作品の数々は、多くの人たちの目を楽しませている。
今回の個展に向けては、50代のころの夫の寝姿を描いた「うたたね」、森の中に咲く花を描いた心象風景など、4号から100号までの約35点を準備。
杉本さんは「今後も良き絵の仲間たちやさまざまな人たちと出会い、支えてもらいながら絵筆を握り続けていきたい」と話していた。
時間は午前10時から午後6時(16日は同3時)まで。入場無料。
問い合わせは杉本さん(0595・63・2706)まで。
2023年4月8日付841号10面から
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