【森島さん】

森島瑠莉さん(22)

 「生産者と消費者をつなぐ架け橋に」。三重県伊賀市平野西町に本店を置く「伊賀ふるさと農業協同組合(JAいがふるさと)」で昨年4月から働く職員。同組合が毎月発行する広報誌「彩四季」の制作に携わり、カメラ片手に生産者らの取材に奮闘する。

 同市出身。上野高校卒業後は京都の大谷大学で文学を学んだ。卒業後は「地域の人に感謝されるような仕事を」と同組合に就職。配属されたのは、学んだ文章力を生かせる企画・広報課だった。

 広報誌には生産者の紹介をはじめ、家庭菜園や野菜の豆知識、組合員とJAとの活動などの情報が掲載されている。仕事は写真の撮り方や農業の知識が全くない状態からのスタートだったが、親しい先輩からの支えもあり、取材を重ねるうちに次第になじめるようになったという。

 広報誌以外にも、ホームページに掲載する活動報告や、日本農業新聞の通信員として記事の寄稿もしている。読者から「良かったよ」と声を掛けられた時にやりがいを感じるそうで、「農家さんを身近に感じてもらい、ふるさとの魅力を伝えられたら」と笑顔を見せた。

 休日は近場でショッピングを楽しむ他、お気に入りの映画やテレビドラマでリフレッシュ。

【私のお気に入り】青空がデザインされたメモ帳とふせん。晴れ晴れした気分で仕事に取り組める。
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