【別の遺族に収骨させるミスが発生した伊賀市斎苑=同市西明寺】

 三重県伊賀市は1月13日、市斎苑(同市西明寺)の運営を業務委託する業者の男性社員が火葬した女性の遺骨を誤って別の遺族に収骨させたと発表した。別の社員が途中で気付き、一旦中止した後に収骨をやり直した。

 市生活環境課などによると、同日午後3時20分に女性の収骨が始まる予定だったが、同4時から収骨する予定だった男性の遺族が先に到着。男性社員が遺族の名前などを確認せずに収骨室に案内した。ミスに気付いた時には収骨が半分ほど終わっていたという。市と業者の責任者らは斎苑から連絡を受け、遺族に謝罪した。

 委託業者は記者会見で「この度は本当に申し訳ございませんでした。ご遺族さまにとって最後のお別れである収骨で重大なミスを犯してしまいました。今後は二度と起きないよう再発防止に努めます」と改めて謝罪した。

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