【警察犬として嘱託された(右から)イゾルフ号、ヨハン号、カーヴァス号、フリーママ号=伊賀市四十九町で】

 三重県警伊賀署は12月22日、「鼻の捜査官」として行方不明者の捜索や警戒活動などに従事するシェパード3頭とゴールデンレトリバー1頭の所有者に、警察犬嘱託書を交付した。

 4頭は11月に鈴鹿市で開かれた審査会に合格して、2023年1月1日から同12月31日までの期間中、要請に応じて活動に加わる。県内では4頭を含む計20頭が選ばれた。

 同署から委嘱を受けたのは、伊賀市丸柱のドッグスクール経営、中誠太郎さん(69)が所有するフリーママ・フォム・ハウス・M・I号(雌・9才)と、同市沖のドッグスクール経営、碇良博さん(74)所有のカーヴァス・フォム・ハウス・M・I・D号(雄・11才)、ヨハン・フォム・ハウス・M・I・D号(雄・2才)、イゾルフ・フォム・ハウス・M・I・D号(雄・2才)。

 初めて委嘱を受けたイゾルフ号は、選ばれた20頭のうち、唯一のゴールデンレトリバー。高い集中力と嗅覚を生かし、足跡追及部門を担当する。フリーママ号は足跡追及と警戒の両部門に。3回目のカーヴァス号は行方不明者の捜索に参加した経験があり、子どものヨハン号は「全国大会に挑める」と評価されるほどの嗅覚の持ち主。

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