【作品を紹介する中尾さん=伊賀市平野東町で】

 「永遠の生命や未知の世界の象徴でもあるハスから、何かを感じてほしい」。三重県伊賀市平野東町の画家、中尾範子さん(73)が、11月15日から同20日まで、同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で4年ぶりの個展を開く。入場無料。

 高校卒業後は印刷や看板製作などの仕事に従事。26年前、縁あって市内の絵画サークル「上野スケッチ教室」のメンバーになってから水彩画を始めた。油彩画は学生時代から描いていたが、絵画サークル「ラクガキクラブ」を主宰してからは「改めて基礎を学び直し、深く追求して描けるようになった」という。

 「日々移り行く風景と、その中で移りゆく自分の心」を描いているという中尾さん。今回は、ハスをモチーフにした油彩の心象画「蓮」シリーズや、水彩・アクリルで描いた花や果物など大小約50点を出品する予定。時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

2022年11月5日付831号19面から

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