三重県警伊賀署は10月31日、伊賀市内に住む50代の女性が特殊詐欺で現金10万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。管内で今年発生した特殊詐欺の被害は3件目で、総額は計約160万円に上っている。

 発表によると、同月29日正午ごろ、女性の携帯電話に「NTTからのお知らせ。ご利用料金についてお話したいことがあります。本日中にご連絡ください」などと記載されたメールが着信。指定の電話番号にかけると、応対した男は「折り返し担当者から電話させます」と話した。

 その直後に「NTTファイナンスのキムラ」と名乗る男から電話があり、「アプリの使用料金49万9600円が未払いになっている。払えないなら裁判を起こす」などと言われたという。女性は身に覚えがないと伝えると、「誤登録の可能性もある。調査費用に10万円がかかる」などと持ち掛けられ、市内にある金融機関のATM機から指定された口座に現金10万円を振り込み、だまし取られた。

 同署は31日に被害届を受理。特殊詐欺の手口は架空料金請求で、女性に送られてきたのは「ショートメール」と呼ばれる携帯電話番号を宛先にメッセージがやり取りできるSMS(ショートメッセージサービス)だった。

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