【ピアノ駅伝のちらしを持ち参加を呼び掛ける奥澤さん=伊賀市で】

 地域の文化サークルの成果や趣味の力作などが並ぶ、毎年恒例の「いがまち展覧会」が、10月29、30日に三重県伊賀市下柘植の西柘植地区市民センターで開催される。入場無料。

 地元の文化サークル団体「やまなみ文化協会」に所属するクラブからは、書道、水墨画、手芸、俳句、短歌、彫刻、ひょうたん細工、生け花などを出品。個人の作品では刺しゅうや木工、地元老人会の会員らによる工芸品など、点数は約500点に上る。

 29日昼ごろには、平安時代に天皇の名代として伊勢神宮に仕える女性を送る行列「斎王群行」を再現した、あけぼの学園高校の生徒によるパフォーマンスも行われる。

 また、会場玄関に置かれたグランドピアノを来場者が自由に弾ける「ピアノ駅伝」(事前申込制)という試みも初開催。1人10分から20分程度で、次から次へと演奏が引き継がれていくことを期待しているといい、関係者は「プロアマを問わず、皆さんそれぞれに演奏を楽しんでみて」と期待している。

 同展覧会実行委員長の奥澤重久さんは「毎年このために準備している方々の力作の数々をぜひ見てほしい。ピアノ駅伝にも気軽に来て、演奏を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛けた。

 時間は午前9時から午後4時30分(30日は正午)まで。ピアノ駅伝も同様。

 問い合わせは同市民センター(0595・45・8611)へ。

2022年10月22日付830号11面から

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