【美旗小の校庭に現れた「150」の人文字(なばり自動車学校提供)】

 三重県名張市新田の市立美旗小学校(藤原武校長、全校児童346人)で10月19日、創立150周年事業の一環で、児童や地域の住民ら約430人が校庭で大きな「150」の人文字を作り、節目を祝った。

 同小は1872(明治5)年設立の新田、中村、東田原、上小波田、下小波田の5つの学校がルーツ。周年事業は、校友会や美旗まちづくり協議会、PTAなどで構成する実行委員会を中心に進めている。この日は小型無人機(ドローン)を使い、記念品の下敷きのデザインに使う写真と記念映像の撮影を行った。

 撮影は、ドローン教習所を運営する「なばり自動車学校」(西原町)が担当。いずれも同小卒業生の兄・中島康介社長(37)と弟・浩司専務(32)が駆け付け、操縦は社長自ら行った。
 
 青空の下、校庭に整列した児童や教職員、呼び掛けで集まった地域住民約50人は、45メートルの高さまで上昇するドローンに向かって笑顔で手を振り、アピールした。参加した5年生の大石三佐子さん(10)は「ちゃんと文字に見えたか、出来上がりが楽しみ。150年の年に居ることができて、ラッキーだった」と話した。

 同実行委の田中耕造委員長(76)は「晴れて良かった。地域の皆さんにもご協力頂き、ありがたい」と話した。周年事業ではこの他、屋外トイレの改修や図書室の整備などが計画されている。

ドローンに手を振る児童や住民ら=名張市新田で

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