【展示作品を紹介するスタッフ=名張市桔梗が丘3で】

 「ジャパンブルー」として世界で評価される天然藍染めの魅力を伝える展示会「日本の藍 ジャパンブルー『阿波藍600年の歩み』」が10月14日から17日まで、三重県名張市桔梗が丘3の呉服店「TACHI・花」で開かれる。入場無料。

 藍の普及を目的にする日本藍染文化協会(佐藤昭人会長)が同店と協力して2年ぶりに開催。伝統文化を後世に伝えようと、同協会が保有する古布や染色織物のコレクションの中から、江戸と明治時代に絞った小袖や夜着など約30点を展示する。また、藍の栽培から染料の製造工程までを解説したパネルを設置する他、傘やネクタイなどの展示販売、ハンカチの藍染体験もある。

 同店店主の服部由孝さん(56)は「受け継がれてきた職人の伝統技術を、一人でも多くの人に知ってもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前10時から午後6時(最終日は同5時)まで。

 問い合わせは同店(0595・44・6555)へ。

- Advertisement -