【登録を呼び掛ける市職員】

自治協単位で確認可能

 住民向けに配信している電子メールサービス「伊賀市あんしん防災」が9月30日で終了する。三重県伊賀市は新たな情報提供ツールとして、5月からスマートフォン用の防災・情報アプリ「HAZARDON(ハザードン)」を運用しており、台風や大雨などに備えるためにもメールサービスからの切り替えや新規登録を呼び掛けている。

 ハザードンは、市が発令した避難指示など災害緊急情報を利用者自身で選択した住民自治協議会単位の地区で確認できるアプリ。他にも市域全体の気象や地震、土砂災害、新型コロナ関連などの行政、火災の各情報の配信、自治会や自治協からの連絡メールが受けられる。

 市防災危機対策局によると、2009年11月に開始した電子メールサービスの登録数が約15年間で4792件だったのに対し、ハザードンは4か月間で3137件の登録があった。自治協と自治会が対象の登録と操作の説明会は8月末までに計31か所で開催し、延べ780人が参加。説明会は今後も開く予定だという。

 アプリのダウンロードは無料だが、利用時の通信費は自己負担。使い方などは市のウェブサイト(https://www.city.iga.lg.jp/0000010090.html)に掲載している。利用できない住民にはメールサービスを用意しており、担当者は「登録や操作方法などで分からない点があれば、気軽に問い合わせてほしい。市役所4階の担当窓口でも対応します」と、一人でも多くの活用を呼び掛けた。

 問い合わせは同局(0595・22・9640)、またはファクス(0595・24・0444)へ。

2022年9月10日付827号8面から

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