【感謝状を手にする坂本さん(中央)=名張市丸之内で】

 赤い羽根共同募金と歳末たすけあい募金へ多額な寄付をしたとして、三重県名張市桔梗が丘4の坂本幸嗣さん(65)が厚生労働大臣から感謝状を受けた。同市丸之内の市総合福祉センターふれあいで9月2日、伝達式が開かれた。

 40年前に市内で整骨院を開業した坂本さんは、被災地への寄付や施術による支援など、ボランティア活動に長年取り組んでいる。昨年12月には「困っている人のため使ってほしい」と市共同募金委員会へ現金100万円を寄付。厚生労働大臣の感謝状は個人の場合、募金活動に大きく貢献した100万円以上の寄付者に贈呈される。

 寄付金は、高齢者の見回りをする配食ボランティアの活動資金や、子育て支援サロンの運営費などに使われる。

 この日、同センターでは市共同募金委の古谷久人会長が感謝状を手渡した。坂本さんは「寄付が少しでも役に立てばうれしい。今後も自分ができることを続けていきたい」と話した。

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