【協定書を手にする中井会長(右から3人目)と岡本市長(同4人目)=伊賀市役所で】

 伊賀市と三重県LPガス協会は8月9日、災害時の対応機器貸与に関する協定書に調印した。県内では17番目の協定締結で、同市下友生にある地域防災拠点のしらさぎ運動公園倉庫に非常食の炊き出しに使える機器類などを備蓄する。

 LPガスは液化石油ガスの略称で、タクシー燃料や家庭用プロパンガスなど身近なところで用いられている。県LP協会によると、正会員は410事業所(2022年4月現在)で、10年前から県内各市町の防災拠点に備蓄する活動を続けているという。

 締結式には県LP協会と県伊賀LPガス協議会の正副会長5人が出席。あいさつで岡本栄市長は「災害はあっては困るが、これらのさまざまな機器があれば安心で、備えておくことが大事だ」と感謝を述べた。両者の間では13年4月に災害時にLPガスなどの調達に関する協定を結んでおり、県LPガス協会の中井茂平会長は「訓練でも使ってもらいたい。発電機もあり、災害で停電になっても簡単に使える」と話した。

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