伊賀ブランド「白鳳梨」の本格出荷が8月5日、三重県伊賀市の羽根地区で始まった。今年は梅雨明け以降の天候不順で昨年より3日遅くなったが、この日は主力品種の「幸水」を中心に約4トンを市場などに送り出した。

 同地区で梨栽培が始まったのは1948年で、ブランド名は地元にある上野城の別名「白鳳城」が由来している。寒暖差の大きい盆地特融の気候を生かし、有機肥料中心の土づくりや果実に虫除け用の袋かけをしない方法を採用し、白鳳梨生産組合(樋口良紀組合長)に加入する農家19戸の畑約15・1万平方メートルで果汁豊富で甘みが強い梨を育てている。

 JA全農みえによると、出荷は「幸水」が今月下旬まで、以降は「豊水」が来月20日ごろまで続き、シーズン中に県内や関西圏に計約34トンの出荷を見込んでいる

 選果場隣の直売所では期間中、無休で営業する。時間は午前9時から午後6時まで。

 問い合わせは同組合(0595・21・5862)へ。

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