【出動式後、パトロールに出発する白バイ隊員やパトカー=名張市朝日町で】

 夏の交通安全県民運動が7月11日に始まった。三重県警名張署管内の出動式が名張市朝日町の朝日公園であり、参加者が交通事故防止への決意を新たにした。運動期間は20日までの10日間。

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった出動式には、署員の他、市や交通安全団体の関係者ら計約100人が参加。今村悟署長はあいさつで、運動の重点「高齢者と子どもの交通事故防止」「横断歩道における歩行者優先の徹底」「シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」を呼び掛け、協力を求めた。

 続いて市老人クラブ連合会の大木喜徳郎会長が運動のスローガン「やさしさが 安全つなぐ 三重の道~歩行者のハンドサインは赤信号~」を紹介し、「交通安全活動に積極的に参加し、交通安全思想の輪が広がるよう努め、交通事故ゼロを目指します」など4項目から成る交通安全宣言をした。

 式後、参加者が見送る中、サイレンを鳴らしたパトカーや白バイ隊員が、広報啓発活動やパトロールに出発した。

 同署によると、管内で今年1月1日から7月10日までに発生した交通事故は、総件数984件(前年同期比71件減)、人身事故41件(同9件増)、死亡事故1件1人(同1件減)、負傷者50人(同17人増)、物損事故943件(同80件減)。

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