【作品を手に来場を呼び掛ける樋口さん(左)と生徒たち=伊賀市上野丸之内で】

 三重県名張市百合が丘西1の樋口刺繍教室に通う生徒らのグループ「薔薇の会」の作品展が7月1日から4日まで、同市桔梗が丘3番町のギャラリー閑で開かれる。時間は午前10時から午後5時(4日は同4時)まで。入場無料。

 講師を務める樋口めぐみさん(72)は40年前、友人に誘われ奈良の教室で作品づくりを開始。「美しい作品をもっと皆さんに知ってほしい」との思いで、自ら教室を立ち上げた。現在は自宅とハイトピア伊賀(伊賀市上野丸之内)の2か所で、60代から70代の生徒12人が談笑を交えながら創作に励んでいる。

 作品展は3年に1度の頻度で開催しており、今回で7回目。花や風景などを表現した刺繍枠を中心に、バッグやクッション、ティッシュケースカバーなど大小さまざまな約160点が並ぶ。

 大作の中には半年以上かかるものもあり、「良い作品作りには根気が必要」と樋口さん。700色以上ある糸から組み合わせを選び、ステッチの数で絵の立体感を表現するそうだ。

 樋口さんは「それぞれの感性を生かして、一針一針愛情をこめて作った作品。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 問い合わせは、樋口さん(0595・64・0696)まで。

2022年6月25日付822号22面から

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