【調印した覚書を手にする米田社長(左から2人目)、古谷会長(同3人目)ら=名張市丸之内で】

 三重県共同募金会は6月27日、参加事業所の売上の一部が寄付される「三重の赤い羽根募金 百貨店プロジェクト」で、葬祭・ギフト事業などを展開する株式会社ヨネダ(本社・曽爾村長野)が運営する名張市黒田の葬儀場「メモリアルホール紫蘭」との覚書に調印した。

 県内ではこれまでに9市町で134の事業所が参加しており、名張市共同募金委員会を通じては8事業所目。寄付金は各市の実情に応じてさまざまな地域活動に役立てることになっていて、同市では若者定住のための子育て支援事業に充てられる。

 同社は、昨秋移転オープンした同ホールを始め、伊賀地域と奈良県内で計7か所の葬儀場を展開する他、仏壇、ギフト、カルチャー、飲食など幅広い事業を手掛けている。今回の調印によって、7月以降に同ホールで提供する料理代金の0・1%が同募金会に寄付される。

 調印を終えた同社の米田一雄社長は「地域福祉に少しでも役立てることができれば。理念に賛同する企業をこれからも増やして頂き、子育て世代への支援を更に充実させて頂きたい」、同募金委の古谷久人会長は「日常と社会貢献をつなぐ新たな関係づくりの一つとして、募金活動の活発化につなげたい」とあいさつした。

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