三重県名張市は6月17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、18歳以上にしか使用が認められていないモデルナ社製が、13歳から17歳の未成年9人に誤って接種されたと発表した。健康被害はないという。

 市福祉子ども部によると、誤接種があったのは市内の障害者入所施設で、5月6日に1人、6月10日に8人だった。同施設では両日とも、18歳以上を含む19人にモデルナ社製ワクチンを接種していた。

 施設から提出された接種予定者リストの年齢を市が見落としたことや、接種を担当した施設の嘱託医らの認識不足などが原因という。

 市は、年齢確認の徹底や実施医療機関や施設への注意喚起を行い、再発防止に努めるという。

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