【ステッカーやちらしを手に来場を呼び掛ける佐山さん(左)と小澤さん=名張市南町で】

「つながり大切に」

 三重県の伊賀・名張両市の中高生や大学生ら若者が主体となって開催する「音楽と食」のイベント「Mix Collection vol・1」。新型コロナの影響で文化祭や体育祭が中止や規模縮小となる中、「失われた青春を取り戻す」と学生時代の思い出作りにと企画した。名張市の朝日公園(朝日町)と隣接するadsホール(松崎町)で、7月24日に開催を予定している。

 伊賀地域の学生ら約50人で組織する実行委員会が主催。継続性のあるイベントとして地域を盛り上げ、「『やりたいなぁ』をマジでやる!」との思いで、半年ほど前から準備を進めてきた。

 当日は十数台のキッチンカーが並び、地元カフェによる飲食ブースや物販、子どもでも楽しめる手作りアクセサリーのワークショップなどが設けられる他、ステージではダンスや演奏などのパフォーマンスがある。

 実行委員の一人、上野高2年の佐山天晟さん(16)と名張高2年の小澤寧々さん(16)も音楽ユニット「amane(アマネ)」としてステージに立つ。歌やギターなどに挑戦する2人はイベント告知も兼ね、名張駅近くで路上ライブを企画するなど積極的だ。

 今年3月から本格化した広報活動では、飲食店などの店先に告知用のステッカーを設置させてもらうため、分担して店舗への声掛けを実施している。ステッカーに添えるキャラクターも実行委員がデザインしたそうで、「キャラクターを見て、イベントのことを思い出してもらえるように」との思いを込める。

 佐山さんは「いろいろな企画をミックスしたイベントで、地域を活性化できれば」、小澤さんは「スタッフや地元企業とのつながりを大切にしていきたい」と笑顔を見せた。

クラウドファンディング実施

 また、同実行委では資金調達のため、クラウドファンディングを実施する予定だ。寄付者にはオリジナルトートバッグなどのリターンを用意している。支援はクラウドファンディング「キャンプファイヤー」のウェブサイト(https://camp-fire.jp/)で近日公開。詳細はインスタグラム(mix_collection0604)でも紹介していくという。

 問い合わせは同実行委事務局(0595・22・2868=佐山さん)まで。

2022年4月23日付818号16面から

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