「生かし方面白がって」
三重県伊賀市玉瀧の彫刻家、大平和正さん(78)が制作した花器などを集めた作品展「大平和正‐風器‐展」(伊賀市文化都市協会主催)が、4月22日から5月1日まで同市上野忍町の武家屋敷赤井家住宅で開かれる。入場無料。
「地面と空との空間を常に意識して作っている」という大平さんが創作する器は、彫刻家としてのライフワーク「風還元」のコンセプトを生かした「大地から生まれ立つ器」。
会場では「使い勝手が良い」「デザイン性がある」などの概念にとらわれない作品計80点が、花器、食器、水器と部屋ごとに分類されて並ぶ予定だ。「生かし方は手にした人に委ね、面白がってもらえれば」と大平さん。時間は午前10時から午後6時(最終日は同3時)まで。販売もある。
問い合わせは同協会(0595・22・0511)へ。
遺跡で作品展示も
また、同市比土の城之越遺跡では毎週金、土、日曜の3日間、大平さんによるアート作品を展示する「風還元野外プロジェクト」も開かれている。午前9時から午後4時30分まで。入場料は一般300円、小中高生100円。
問い合わせは同施設(0595・36・0055)へ。
2022年4月9日付817号7面から
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