【ドリブル突破を仕掛けるくノ一の三橋(左から2人目)=伊賀市で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は4月17日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場でニッパツ横浜FCシーガルズと対戦し、後半に追いついて1‐1で引き分けた。通算戦績は3勝1分1敗で、順位は12チーム中2位から3位に後退した。

 前節は今期初黒星を喫したくノ一。この日は中盤と前線が連携して敵陣深く進入する場面は少なく、序盤から攻め込まれる時間が長かったが、0-0でハーフタイムを迎えた。

 試合の均衡が破れたのは後半29分、くノ一は浮き球の奪い合いから中央を突破されて失点を許した。同点の場面は38分、9本目のコーナキックからFW三橋明香が頭で決めて、勝ち点1を得た。

 三橋は試合後のインタビューで「フォワードは点を取るのが仕事。もう1点決めたかった。もどかしい試合だった」と、チームの連敗を阻止する今季初ゴールを決めたが、悔しさをにじませた。

 24日の次節は広島市のBalcomBMW広島総合グランドメインスタジアムでアンジュヴィオレ広島と対戦する。

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