【人物スケッチをする教室生ら=伊賀市で】

 三重県伊賀市を中心に28人が集まる絵画サークル「上野スケッチ教室」の作品展が、3月27、28日に同市上野丸之内のハイトピア5階研修室で開かれる。入場無料。

 講師の倉岡雅さん(津市)の指導で、月に1回集まり、集中して熱心に絵筆を動かす。水彩、パステル、アクリル絵の具で静物や人物を描いたり、スケッチ遠足に出掛けたりしている。

 例年、秋の市民文化祭やサークル祭りなどに出品してきたが、昨年は新型コロナの影響で展示の機会は市民文化祭のみになり、作品展の開催は約1年ぶり。1人2、3点ずつ計60点ほどを展示する予定。

 88歳の猪田よう子さん(同市上野福居町)は「少しでも上達するよう若い人たちと一緒に勉強させてもらい、励みになっている」と話す。人物スケッチをする99歳の安達猛さん(同島ヶ原)の手元を見ていた倉岡さんは「実際のモデルを見て描く難しさはあるが、生きているという躍動感が出てきている」と仕上がりを眺めていた。

2022年3月12日付815号6面から

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