【オープンした店舗で商品を紹介する山本さん=伊賀市川合で】

 「健やかで心豊かな暮らし」をコンセプトに、2021年11月に三重県伊賀市川合の「道の駅あやま」に新しくオープンした自然食品専門店「ロカナチュラルマーケット」。オーナーの山本忠臣さん(47)が、生活習慣病で入院したことをきっかけに「皆さまの健康的な生活のサポートができれば」と店を構えた。

 ギャラリーの運営や建築設計に携わる山本さんは同年4月、仕事中に手足のしびれがあり、病院へ搬送。2週間の入院生活を余儀なくされた。医師からは軽い脳梗塞と診断され、食事を中心とした生活習慣の改善を指示されたことで、健康の大切さを実感したそうだ。

 これまでの食事はコンビニ弁当などで済ますことも多かったそうだが、退院後は無添加調味料を使った自炊にも挑戦するようになった。たばこや酒も自粛し、健康的な食事に気を付けるようになってからは、体調も良くなったそうで、自然食品を扱う店を持ちたいという思いも強くなった。

 「自然を感じてほしい」とこだわりの木材で自ら設計した4坪ほどの店内には、無添加ソーセージや卵不使用のビスケット、低温殺菌した牛乳など450種類を超える商品が並ぶ。

 市内では自然食品を専門に取り扱う店舗が少なく、県内外から幅広い年代の人が利用するそうで、食物アレルギーがある人や家族連れにも人気だという。

 山本さんは「健康目的だけでなく、『自然食品はおいしい』ということを知ってもらいたい」と話していた。

2021年12月11日付809号10面から