【亀井市長の訓示を聴く幹部職員=名張市役所で】

 官公庁などが仕事納めを迎えた12月28日、三重県名張市では亀井利克市長が市役所(鴻之台1)大会議室で幹部職員約30人を前に訓示した。

訓示する亀井市長=同

 亀井市長は2021年を「コロナで明けてコロナで暮れる、そんな一年だった」とし、医療、福祉職員らの協力で順調にワクチン接種を進めることがかなったと振り返った。

 中止になった三重国体については「アスリートの心情を思うと無念でならない」としつつ、「あの医療の現状を見ると致し方なかったと思う」と述べた。9月に就任した一見勝之知事については「非常に誠実な方。行政手腕は鈴木知事に勝るとも劣らん」と評し、「一見知事とも連携し、市政充実に努めてまいりたい」と語った。

 2022年については、「いよいよ4月は名張市がかつて経験しなかった市長選挙、そして市議会議員選挙、このダブル選挙が予定をされている」と述べた上で、選挙や国の交付金事業、感染対策、ワクチン接種など行政の事務量が膨れるとし、「非常に大変な何か月かになる。一致団結、一丸となって乗り越えていきたい」と気を引き締めた。

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