【点灯した久保さん方のイルミネーション=南山城村田山で】

 山里の凛とした空気の中できらめくイルミネーションは、その名も「クボナリエ」―。三重県伊賀市の西隣に位置する京都府南山城村田山の団体職員、久保英紀さん(62)方では毎年、自宅の三方を約2万球のLEDライトで飾っている。近所の人が口にした呼び名がすっかり定着し、通りがかる人たちもしばし足を止めている。

 2006年、友人からもらった雪だるま形のオブジェを数個、塀につるしてみた。そこから毎年、家の南側と東西に少しずつ飾りを増やし、数年後には家全体が一つの〝作品〟と呼べるほど、近所でも評判になった。

 妻の久里子さん(65)が思い描いたイメージを、長年電気関係の仕事をしてきた久保さんが形にする。アニメキャラクターなどの大きな立体オブジェは、金属製のごみ箱を軸にし、曲線を描くのに適した園芸用支柱などを活用している。

 自宅南隣の旧田山小で開かれたバレンタインイベントでも中庭をイルミネーションで飾ったことがある久保さんは「準備と片付けが大変」と苦笑いするが、「バージョンアップしたね」「今年も奇麗」という声が励みになっているそうだ。

2021年12月11日付809号22面から