【一の鳥居のそばで行われた道標の設置工事=名張市中町で】

 三重県名張市の名張地区まちづくり協議会は12月14日、同市中町にある「宇流冨志禰神社一の鳥居」と「金比羅大権現」のそばに道標を建てた。大和と伊勢とを結ぶ初瀬街道の宿場町として栄えた名張の旧町の名所を訪問者に案内するのが狙いで、設置は4基目。

 道標は花崗岩製で、高さ120センチ。通りが初瀬街道であることを示し、「乱歩生誕跡350メートル」「名張藤堂家邸350メートル」「宇流冨志禰神社550メートル」などと名所までの距離や方向などを表示している。2016年には新町橋と鍛冶町橋付近に、昨年3月には東町にそれぞれ設置していた。同協議会が予算の一部を充てて整備を続けている。

 同協議会環境保全・安全部会長の小林勝さん(52)は「名張は初瀬街道沿いを中心に発展してきた。旧町の魅力を知って頂き、歩いて楽しんでほしい」と話す。道標設置の発案者で同部会の中辻重行さん(76)は「旧町を、関宿や奈良の今井町にも負けないものにしたいと始めた。今回、真ん中の中町に設置できたことは、大きな喜び」と語った。

 同協議会では、今後も地区内に道標を設置していくという。