【サポカーを体験する参加者ら=名張市朝日町】

 自動ブレーキなどの機能が付いた「セーフティサポートカー(サポカー)」の乗車体験イベントが12月10日、三重県名張市朝日町の朝日公園で開かれた。

 交通安全啓発事業の一環で、同市のケーブルテレビ局「アドバンスコープ」が名張警察署と共催で実施。この日は参加者約30人が、トヨタのアクアやダイハツのタフトの後部座席や助手席に乗って、アクセルとブレーキを踏み間違えた時の急発進防止装置や設置されたボードの手前で急停車する自動ブレーキなど安全装置の機能を確認した。

 また、筋力や反射神経の測定、認知・判断力のチェック、骨密度測定の他、同署交通課の野原真太郎課長から年間の事故件数など管内の交通情勢について話を聞いた。

 参加した同市富貴ヶ丘の阪口教一さん(71)は、「毎日のように放送している事故のニュースを見て参加しようと思った。自動ブレーキの衝撃も少なく、もしもの場合は安心」と話し、イベント担当者の山下真一さん(36)は「この体験をきっかけにサポカーへの乗り換えを視野に入れてもらい、地域の交通安全につながれば」と思いを語った。

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