【競技に臨む「チーム名張」の中学生たち=名張市夏見で】

 1チーム9人で2分間のキャッチボールの回数を争う競技「キャッチボールクラシック」の全国大会が12月4日、福島市で開かれ、三重県名張市の小中学生もリモート参加した。午前の中学の部には全国から約60チームが参加し、市内5校の2年生の選抜メンバーで臨んだ「チーム名張」は決勝に進み、18位タイの成績を残した。

 12球団の現役選手で構成する日本プロ野球選手会が、野球・ソフトボールの基礎であるキャッチボールを競技化し普及・振興を進めているもので、2011年の東日本大震災を機に、福島県で開催したのが始まり。翌12年は東北地方で、13年からは全国規模で実施してきたが、昨年と今年は新型コロナの影響でオンライン開催となっている。

画面越しに海野選手へ質問する中学生=同

 この日はメイン会場の福島県営あづま球場と、名張市夏見のメイハンスタジアムなど各地のサテライト会場をオンライン会議システム「Zoom」でつないで実施。競技前の現役プロ野球選手との交流では、福岡ソフトバンクホークスの海野隆司捕手が登場し、南中の田中大聖君の「ミスが続いてピンチになったら何を考えるか」との質問に、海野捕手は「不安だけどやるしかない。自分なら大丈夫、とプラスに考えるようにしている」と答えていた。

 競技は9人が2組に分かれ、7メートルの間隔で行う。2度の合計回数で競う1回戦で、チーム名張は送球が大きくそれるミスなどが響き、計199回(1度目92回、2度目107回)で敗退。気持ちを切り替えて臨んだ敗者復活1回戦は117回、同2回戦は120回と記録を伸ばして決勝に駒を進め、25チームによる決勝でも119回と好記録を出した。

 投球順1人目だった桔梗が丘中の安岡亮晴君は「丁寧に、でも投球スピードも大事にして続けることができ、チームワークの大切さを感じられた。良い雰囲気でできて楽しかったので、またやってみたい」と感想を話した。

 午後からの小学生の部には、名張からは「つつじが丘ファイヤーズ」が参加。その後は、初の試みとなる国際交流大会も行われ、国内外の数十チームが競技を通じて交流を深めた。