【名誉賞に選ばれた「めいげつ6」号と出品したにしそわ牧場の上林さん=伊賀市千歳で】

 2021年度のチャンピオン牛を決める「伊賀産肉牛共進会」が11月12日、三重県伊賀市千歳のJA全農みえ伊賀家畜市場で開かれた。最高賞の名誉賞には、にしそわ牧場(同市石川)が出品した「めいげつ6」号が選ばれた。

 「三重ブランド」に認定されている伊賀牛は、定義で伊賀産肉牛生産振興協議会の会員が肥育する黒毛和種の雌で未出産であること、最終で最長の肥育地が伊賀地域(伊賀市と名張市)で、1年以上同地域で飼育した牛としている。会員農家は現在29戸。全体で約2400頭を飼養し、年間約1200頭を出荷している。

 今年度参加した農家は14戸で、計21頭が出品された。名誉賞の「めいげつ6」号は2019年4月生まれで、体重760キロ、体高135センチ、胸囲235センチ。県畜産研究所による審査の講評では「張り、幅、体の滑らかさ、毛の質感で申し分ない。肉付きも肩から手腰にかけてバランスがいい」と評価された。

 にしそわ牧場代表の上林昌徳さん(55)=同石川=は会社員を辞めて、13年前に義父から引き継いだ。現在は約150頭を肥育している。自身としては初の名誉賞で、「大変うれしい。関係者の協力を得ながら飼っていた成果が出た。これからも伊賀牛を頑張って育てて地元の人に提供していきたい」と受賞の喜びを語った。

 JA全農みえによると、競りの最高価格は「めいげつ6」号の税込みで192万5000円。最低価格は110万円で、平均価格が同155万2571円(キロ単価同1878円)だった。