【名張市幹部らを前にアイデアを発表する生徒たち=名張市百合が丘東6で】

 三重県立名張青峰高校(名張市百合が丘東6)の3年生6人が、「名張市を活発にする」をテーマに市幹部らに提案するプレゼンテーションが11月11日、同高であった。観光振興や健康促進などさまざまな内容の発表があり、約40人が耳を傾けた。

 同高生徒から市への提案は2018年から始まり、今年で4回目。生徒たちは選択授業「表現メディアの編集と表現」で画像や音声を使ったプレゼンテーション技術を学び、課題解決の提案への活用の仕方を学んでいる。

 坂本遼香さん(18)は、アニメや漫画などの「サブカルチャー」をターゲットにした市のPRを提案。「自然を求めるコスプレイヤーがたくさんいて、名張をロケ地として紹介すれば多くの人が訪れる」とし、都会で開かれることが多いコスプレイベントや同人誌即売会を開くことで、名張を知ってもらうきっかけになり、観光活性化につながるとした。 “オタク文化”に積極的な姿勢をアピールすることで、『聖地』化への可能性も広がると主張した。

 上村一護君(17)は、都会の人に土地を貸して農作業やソロキャンプなどを体験してもらったり、季節のイベントを用意したりして人を呼ぶアイデアを発表。「非日常を名張で体験してもらうことで、人と人との出会いが生まれる。住んでもらえたら、少子高齢化や空き家問題の解決にもつながる」と主張した。

 他にも、江戸川乱歩の読書会やヤングケアラーについての啓発など、多彩な発表があった。

 生徒たちの発表後、亀井利克市長はそれぞれの案を講評し、「段々レベルアップしている。出来る限りとり入れ、市政に反映していきたい」と話していた。