【認証を受けた施設に交付されるステッカー=名張市中町の「はなびし庵」で】

 三重県は、新型コロナウイルス感染防止対策に取り組む飲食店や観光事業者を認証する「みえ安心おもてなし施設認証制度(あんしんみえリア)」を設けている。

 同制度は、業界や国の基準などに沿って県が定めた感染症予防対策を達成しているか、調査員が第三者視点で現地確認し、達成していれば認証ステッカーを交付する他、店名などを同制度の専用ホームページ(https://mieria.kankomie.or.jp/)で公開するもの。飲食店は5月から、観光施設は6月から申請を受け付けている。

 県によると、同制度の対象は飲食店約7500施設、観光事業者約2000施設とみられているが、9月29日現在で認証済みは計971施設と1割程度にとどまっている。うち伊賀市は53施設、名張市は25施設となっている。

 県は10月14日までの独自措置「リバウンド阻止重点期間」では、対策強化区域の飲食店への時短要請で認証に応じて差を付けており、今後も認証状況を重視する方向という。

認証受けた施設の話

 名張市中町のすみた酒店内にある伊賀まちかど博物館「はなびし庵」は、観光施設として8月に同制度の認証を受けた。

 同館は元々、感染対策として手指消毒液や飛沫防止パネルなどを設置していたが、調査員から更に、ウイルスの飛散を防ぐためトイレ内に「ふたを閉めてから水を流してください」と表示するよう助言されたという。

 同館長の角田勝さん(78)は「認証を受けたら、それなりの対策ができている施設だと分かってもらえる。ちょっとでも、お客さんの安心につながれば」と語った。

 申請や認証施設の確認は、同ホームページから。

2021年10月9日付805号14、15面から