【請願の採択に賛成で挙手する市議=伊賀市役所の全員協議会室で】

 三重県伊賀市議会の教育民生常任委員会は9月16日、市が民法改正後の2023年5月に実施方針の18歳成人式に対し従来通りの対象年齢や開催日程にするよう求める請願の審議があり、6人の委員全員が採択に賛成した。29日の定例会本会議で改めて採決する。

 提出者は地元の高校生や住民らが参加する市民団体「伊賀市の未来を考える勉強会」で、当事者の意見を聞くことなく成人式の対象年齢などを変更した市の姿勢に反発している。同団体に参加する生徒が中心になり、通っている市内の高校で実施したアンケートでは、約8割が18歳成人式に反対で、従来の日程を望んでいる結果が出たという。

 趣旨説明のなかで、竹島義徳代表は「議論して決めていく仕組みを小中高で学んできた。学校だけでなく、一般社会でも常識だ。国が決めたのは成人年齢で、成人式の日程ではない」と説明。高校生たちが「他市町村は対象が20歳なのに、伊賀市だけ18歳なのはおかしい」という訴えを代弁し、理解を求めた。

 審議では対象年齢などを変更する方針決定のプロセスなどで質問があり、市教委の答弁を聞いた市議からは「判断に問題があったのではないか」という意見や、討論で「当事者の意見を聞かずして進んでいくのはあってはならない」との発言があった。委員会終了後、竹島代表は「民意が重視された結果。本会議で採択されることを期待している」と話した。