【完成したウッドデッキでパフォーマンスを披露するキッズチームのメンバー=名張市青蓮寺で】

 かつてのキャンプ場の活気を取り戻そうと、市民有志で活動する三重県名張市青蓮寺の「ロマンの森活用プロジェクト」が、クラウドファンディングで資金調達し整備してきたウッドデッキなどがこのほど完成した。青蓮寺湖が見渡せる景観に、訪れた人からは感嘆の声が上がっている。

 同所のキャンプ場は10年以上前に閉鎖され、現在は管理棟を改装したカフェが営業している。そんな中、同プロジェクトを始動し「高台に皆が集まれるウッドデッキやブランコを作りたい」とクラウドファンディングで募ったところ、6月末の期限までに約100人から170万円ほどの協力金が集まったという。

 工事は7月から始まり、幅約20メートル、奥行き約8メートルのウッドデッキはカフェ西側に、デッキの隣にはブランコを設置。8月にあったイベントでは、伊賀地域のダンススクールのキッズチームが、ウッドデッキをステージに熱いパフォーマンスを披露した。

 ただ、未完成部分もあるため、貸し出し利用は少し先のようだが、訪れた人がデッキから眺望を楽しむことは可能だという。

 同プロジェクトのメンバーでカフェ店長の山中雅子さん(36)は「たくさんの方が応援してくれ、助けてもらった。感謝を伝えたい」と述べ、「全てが完成し、利用できる状況になれば、家族を始め大勢の人が集う場として利用してもらえたら」と語った。

2021年9月11日付803号10面から