三重県名張市教育委員会は8月31日、小学6年生と中学3年生を対象にした2021年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。小学生の国語と算数、中学生の国語と数学で全国と県の平均をいずれも下回った。

 昨年度は一斉休校のため中止となり、実施は2年ぶり。5月27日に実施し、同市の当日参加者は小学6年生653人と中学3年生582人だった。平均正答率は、小学6年生の国語が63%(全国64・7%、県64%)、算数が68%(全国70・2%、県69%)、中学3年生は国語が62%(全国64・6%、県63%)、数学が55%(全国57・2%、県58%)だった。

 中学3年生については、3年前と比べると全国比で全教科とも伸びており、同市教委は「学力向上の取り組み成果が出ている」と評価。今後は「結果を分析して課題に向き合い、タブレット端末を有効活用するなど取り組みたい」とした。

 

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