【亀井市長に提言書を手渡す常俊議長(中央)と福田部会長(左)=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市議会(常俊朋子議長)は8月30日、市立病院(百合が丘西1)の経営について、政策調査部会(福田博行部会長)でとりまとめた提言書を亀井利克市長に提出した。

 提言は「指定管理者制度を含め、民間活力を積極的に導入するなど経営形態の抜本的な見直しも進められたい」「産婦人科の開設に向け、名賀医師会など関係機関との調整を引き続き進められたい」など4点を求める内容。

 常俊議長から提言書を受け取った亀井市長は「最大限尊重させて頂きたい」と述べた上で、「(経営形態見直しを含めた)検討委員会を立ち上げたい。公立以上のノウハウを持っているところもある」と前向きな姿勢を示した。立ち上げ時期については、定例会で質問があれば市として答弁するとした。

 市議会は2016年2月にも、市立病院の経営形態の検討などを求める意見書を市に提出していた。今回、同様の内容を再度盛り込んだことついて、福田部会長は「市側が何ら検討された様子がないと感じ、もう一度出そうということになった」と語った。亀井市長は「内部的には検討も勉強もしてきているが、形として表れていなかった」とした。

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