三重県伊賀市と名張市の両消防本部は8月17日、119番通報を受け付ける通信指令業務の共同運用開始に向け、センターの場所を伊賀市緑ケ丘東町にある同市消防本部庁舎3階に設けるなどをまとめた基本構想案を発表した。運用開始は2024年4月を見込んでいる。

 基本構想では、運営は全国47地域で先行実施しているうちの約9割が採用する協議会方式とし、通信指令員は計22人を配置する。伊賀市から12人、名張市から10人をそれぞれ派遣し、日勤の管理職2人を除いて交替で勤務する。共同運用によって伊賀市で3人、名張市で1人が現場に配置換えできるという。

 整備費用は試算で庁舎改修費3100万円、施設整備費7億1300万円で、人口や災害通報件数に基づく負担割合は伊賀市54・82%、名張市45・18%。国の財政措置を活用することにより、実質負担額と単独整備に対する費用の低減率は伊賀市が1億3800万円(67%減)、名張市が8600万円(56%減)に抑えられるとした。