【展示作品を紹介する山口さん】

 伊賀地域の2人を含む20、30代の作家5人による展示会「月恋慕 若手作家5人展」が、三重県伊賀市上野丸之内のギャラリー是空で8月14日から22日まで開かれる。時間は午前11時から午後6時まで。入場無料。

展示作品を紹介する西口さん

 出品するのは、名張市の山口智優さん(油彩)、伊賀市の西口真由さん(日本画)、川越町の伊藤真央さん(油彩)、東京都の竹島淳真さん(アクリル)、愛知県の大池ららるさん(日本画・書)の5人。同ギャラリーが伊賀地域の2人に声を掛け、友人同士のつながりから5人での展示会が実現した。

 名張高校(名張市東町)美術科教諭の山口さんは、油彩画約10点を出品。手のひらサイズから120号のキャンバスに、チューリップやバラなどの花を独特の色合いで描画。「奇麗ながらも毒々しい雰囲気」を表現した。

 名張高校と伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)で美術の非常勤講師をしながら制作を進めていた西口さんは、人物や花などをモチーフに、繊細なタッチで描いた日本画と漆絵計5、6点を展示。1か月の制作期間を経て描き上げた「寒牡丹」は、花びらの筋を1本1本緻密に表現した大作だ。

 山口さんは「コロナ禍で展示会の中止が続く中、たまっていたエネルギーが凝縮した作品ができた。ぜひ見に来てほしい」、西口さんは「絵を描かなくなった作家さんへの刺激にもなって、また描き始めるきっかけになれば」とそれぞれ思いを語った。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)まで。

2021年8月14日付801号10面から