三重県は8月7日、伊賀市2人、名張市1人など県内で10歳未満から70代までの83人(四日市市発表分11人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日当たりの感染者数は、過去最多を更新した6日の97人に次ぐ過去2番目の多さに。県内の感染者数は延べ6209人となり、重症の入院患者が前日より3人増え6人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、鈴鹿市15人、津市12人、四日市市11人、亀山市8人、桑名市6人、いなべ・尾鷲市5人、県外4人、伊勢市3人、伊賀市と朝日・菰野・大台・明和町が各2人、名張・松阪市と東員・川越町が各1人。県内の確保病床436に対する使用数は195で、使用率は44・7%。うち重症者用は、確保病床50に対し使用数は6、使用率は12%となっている。

 名張市の10代の男子小学生は、7月30日に屋内でのスポーツ活動に参加しており、参加者の小学生と指導者計26人を接触者として検査する他、家族・親族7人が濃厚接触者となっている。

 伊賀市の10代の男子中学生と、県内の福祉施設に勤務する40代女性は、7月28日に陽性が判明した20代男性の同居家族で、濃厚接触者として検査を受けていた。中学生の最終登校日は同20日、女性の最終出勤日は同26日で、学校・職場関係の濃厚接触者はいないとみられる。

 クラスター(感染者集団)が発生し、利用者5人の陽性が判明していた津市内の福祉施設では、新たに利用者の20代男性1人の陽性が確認され、陽性者は6人となった。検査対象者21人の検査は終了し、残る15人は陰性が確認されている。

感染者個別の詳細情報 7日以降は掲載なし

 県では感染事例の急増に伴い、これまで感染拡大防止のために県ホームページなどで公表していた感染者個別の行動事例や接触者情報などを、7日以降は掲載していない。

※8月7日午後7時追記

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