三重県選挙管理委員会は、3月28日投開票の伊賀市議会議員選挙(定数22)に立候補し、3票差の次点で落選した前職の福村教親氏(59)の申し立てを認め、同市選管の決定取り消しと得票が最も少なかった現職で新人の北山太加視市議(65)の当選無効を裁決したと発表した。市選管は5月14日に福村氏からの異議申し出を棄却していた。

 福村氏は北山氏が得た1098票のうち、疑問票から有効と認められた14枚は無効だと主張していた。これに対し、県選管は2票が無効に当たり、他の12票は市選管の決定通り有効と判断した。

 また、市選管が無効とした福村氏への1票については「有効票と解する」とした。この結果、福村氏と北村市議の得票数は同数となるため、県選管は福村氏が主張した市選管の棄却決定の取り消しと北山市議の当選無効を認める裁決になったとまとめた。

 採決に不服がある場合、福村氏は裁決書の交付から30日以内に、有権者や北山市議らは今月30日の告示日から30日以内に名古屋高裁に訴えを提起できる。県選管によると、提起がなかった場合は、伊賀市が選挙会を開いて更正決定をした上で、選挙長によって当選人が北山市議か福村氏かをくじで決めることになる。