【賞状と受賞酒を手に喜びを語る重藤社長(右)と杜氏の高松さん=伊賀市四十九町で】

 日本酒の品評会「全国新酒鑑評会」で、三重県伊賀市阿保の若戎酒造が出品した「純米大吟醸 義左衛門」が金賞に選ばれた。同酒造の重藤邦子社長(48)と杜氏の高松誠吾さん(53)は7月9日、同市役所で受賞の喜びを語った。

 今年で通算109回目となる新酒鑑評会では、全国の蔵元から計821点が出品され、審査の結果413点が入賞、207点が金賞に輝いた。県内の金賞は若戎酒造の他、名張市で2蔵、鈴鹿市で1蔵だった。

 今年は貯蔵方法や熟成の早さなどの理由から受賞が難しいとされている純米酒に挑戦。昨年秋に収穫した伊賀地域の米を使った義左衛門は、華やかな高い香りと、果実のようなすっきりとした甘さが特徴。

 昨年は予審で入賞したが、決審は新型コロナウイルスの影響で中止。高松さんが就任した2017年からは3年連続で最優秀賞を獲得していた。重藤社長は「ハードルの高いチャレンジで、金賞が取れたのでうれしい」と話し、高松さんは「純米大吟醸の熟成の見極めが金賞に結び付いた」と受賞を喜んでいた。

 受賞酒は数量限定で、価格は四合瓶(720ミリ)で税別7500円。