三重県伊賀市内の15駅を結ぶ伊賀鉄道(区間16・6キロ)は7月7日、2020年度の輸送人員が前年度比23万8000人(18・6%)減の104万1000人で、営業収益は同4900万円(16・3%)減の2億5100万円に落ち込み、1億2000万円の赤字だったと公表した。新型コロナウイルスによる移動自粛の影響などが理由で、いずれも公有民営方式に移行後の4年間で過去最低を更新した。

 輸送人員のうち、普通乗車券や回数券を利用した定期外の利用者は同41・7%(15万6000人)の大幅減となり、21万8000人にとどまった。収入も3400万円減って5900万円に落ち込んだ。

 通勤定期は同12%(3万人)減の21万5000人で、通学定期は同8%(5万3000人)減の60万7000人だった。同鉄道によると、テレワークの推進などで出張機会が減ったことや一斉休校による通学定期の払い戻しなどが響いたという。

 伊賀鉄道伊賀線は07年10月から近鉄と沿線自治体の同市が出資する第三セクターとして運行。約10年後の17年4月からは同市が鉄道施設など保有・維持管理する公有民営方式に移行した。