【カットモデルの前で三島社長(中央)から説明を受ける生徒たち=伊賀市緑ケ丘西町の伊賀白鳳高で】

 自動車エンジンのタイミングチェーンなどを製造する三重県名張市八幡の「ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン」が6月25日、日頃の学習や研究に役立ててもらおうと、同社のチェーンが使われたエンジンなどのカットモデルを、県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)に貸与した。11月下旬まで同高機械科棟入り口に展示し、授業やイベントなどで活用する予定。

 今回貸与されたのは、同社製チェーンが使われている、日産自動車のSUV(スポーツ用多目的車)などに搭載の5・6リッターエンジンと、出力を前後に分配・伝達する四輪駆動車用の部品「トランスファー」のカットモデル。テストなどを終えて社内で保管している製品の新たな活用方法として、今年2月から6月まで、同じモデルを近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)へ貸与していた。

三島社長(左)へ謝辞を述べる榊君と機械科の生徒たち

 学校を訪れた三島邦彦社長は「自動車は変革期にある。将来自動車工学に携わるなら、内燃機の果たす役割やできることを学び、いろんなことを考えてほしい」と呼び掛けた。代表して三島社長へ謝辞を述べた機械科3年の榊璃久君は「想像していたより大きい。普段は実物に触れる機会が少ないので、とてもワクワクしている」と話した。