三重県名張市のNPO法人「赤目四十八滝渓谷保勝会」は、同渓谷入り口にある「赤目自然歴史博物館」(赤目町長坂)1階フロア一角のスペースに出店する事業者を募集している。光熱水費は実費負担だが、場所代や備品の利用は無料。募集は6月末まで受け付け、7月に審査を実施し事業者を決める。

 同博物館は昨年3月開館。渓谷周辺の自然や歴史を動画やパネル、収蔵資料などを使って紹介する他、同保勝会が実施する渓谷の体験ツアーの出発拠点にもなっている。開館から昨年末までの入館者数は、約2万人だったという。

 今回貸し出されるスペースは広さ13平方メートルで、一部にカウンターが設けられ、コーヒーメーカーや冷蔵庫、電子レンジ、シンク、IH調理器、電気温水器などが備え付けられている。同フロアと屋外には計約30の休憩用の席があり、店舗の利用客も使える。

 当初は同保勝会が直営店を構える予定だったが、より出店意欲のある事業者に使ってもらうことで渓谷の活性化につながると考え、公募を決めたという。

「気軽に応募を」

 同保勝会の担当者は「軽食の提供や土産販売など、いろんな使い方ができると思う。店を構えるのが初めての方でも、気軽に応募してほしい」と呼び掛けている。

 募集要項や運営業務委託仕様書は同保勝会ホームページ(https://www.akame48taki.com/)に掲載。

 問い合わせは同保勝会赤目ビジターセンター総合企画事業部(0595・41・1180)まで。

2021年6月12日付797号5面から

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