【(左写真)重機の操作を体験する生徒 、(右写真)ハーネスを身に着ける生徒】

 地元の若手事業者から仕事のやりがいや仕組みなどを学び、将来の進路選択に役立ててもらうための説明会が、6月初旬に奈良県山添村立山添中学校(岡田浩幸校長、生徒数65人)で初めて開かれた。地元の活性化のために汗を流している山添村商工会青年部会のメンバーが講師となり、2年生16人が職業体験に取り組んだ。

 地元に定着する若者を増やし、担い手不足も課題となっている村内企業の情報を発信しようと、同部会を中心に企画を進め、コロナ禍ではあるものの開催に向けて準備を進めてきた。同村勝原で製材所を営む同部会会長の向井彰良さんは冒頭のあいさつで「地元・山添には若者にも魅力的な企業がたくさんある。将来を考えるみんなに少しでもプラスになれば」と呼び掛けた。

 最初に小売業(食品スーパー・仕出し)、しんきゅう師、保険販売業、茶加工業、製材業の経営者5人が登壇し、仕事のために必要な資格や日々の仕事の流れなどを解説。生徒からは「仕事でどんなことを意識していますか」「新型コロナの影響はどのくらいありましたか」などの質問があった。

 後半の職業体験は3班に分かれ、重機の操作、木枠の組み立て、はり刺し、セメント塗り、高木伐採作業時のハーネス脱着などの体験を興味深く実践し、講師の実演には驚きの表情も浮かべていた。授業を終えた生徒たちは「実際にやってみるのは難しかったけど楽しかった。自分たちの将来の目標に近付けていけたら」と感想を話していた。

2021年6月12日付797号5面から