【弾き語りをする晃太朗君(右)と松生さん】

 三重県伊賀市種生の「博要の丘」で5月8日に開かれる「TONARIGUMI(となりぐみ)コンサート」に出演する「おやこーず」は、同市猪田の松生利香さん(54)、晃太朗君(15)親子によるフォークギターとキーボードのユニットだ。

 7年前、家に置いてあったギターを見た当時小学3年生の晃太朗君が「習いたい」と思い立ち、教室に通ううちに、松生さんも一緒に習うようになった。手首を痛めギターが弾けなくなった松生さんだったが、家にあったキーボードを練習するようになってからは、晃太朗君の演奏をサポートし、市内外の舞台で披露している。

 レパートリーは「結婚しようよ」「酒と涙と男と女」「時代」など、70、80年代の曲が多いが、最近の曲も演奏する。晃太朗君は「ギターは曲によって弾き方が違ったり、見たことのないコードがあったりするので難しい。でも、好きな曲をインターネットなどで検索し、弾けるようになるのが楽しい」そうだ。

 2016年の熊本地震からの復興を願って始まり、年2回ほど開かれている同コンサートは「となりのまち(ひと)を想う」をコンセプトに、災害や困難などに見舞われた時でも手を取り合っていこうという思いが込められている。2人は「さまざまな曲を聞いて、楽しい時間を過ごしてもらえたら」と話した。

 イベントは「山の学校市場in博要の丘」との併催で、午前10時から午後3時(コンサートは同4時)まで。「おやこーず」の出演は午後1時ごろから約30分間の予定。

 問い合わせはイベント事務局の下猶さん(080・6919・8863)、コンサートについては花垣さん(090・4869・0311)まで。

2021年4月24日付794号2面から

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