三重県と四日市市は4月9日、伊賀市1人を含む県内で17人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。四日市市ではキオクシア四日市工場(山之一色町)に勤務する20代から50代の男女5人の感染が判明。6日以降の同工場での感染者は14人となり、県は53例目のクラスター(感染者集団)に認定した。県内の感染者は延べ2941人。

 発表によると、市町別内訳は、四日市8人、桑名3人、東員2人、伊賀・いなべ・菰野・度会が各1人。これまでの県内感染者のうち、3月下旬と4月上旬に感染が判明した20代男性2人の変異ウイルス感染も確認され、県内の変異株感染者は109人となった。

 伊賀市で感染が確認された60代女性(会社員)は、1日からのどの痛みがあり、7日には37度台の発熱も出現。8日に検査で陽性と判明した。濃厚接触者は職場関係者1人で、5日に訪問した県内施設の関係者の接触者調査が進められている。

 四日市市の同工場の感染者14人は同じフロアで勤務しており、検査対象者350人のうち332人は検体を採取済み。9日発表分の5人は、3日から4日にかけて37、38度台の発熱やのどの痛みなどの症状が出現していた。

 松阪市民病院のクラスターでは、既に退院した度会町の70代男性1人の感染が判明し、親族4人が接触者調査の対象に。職員や入院患者ら検査対象者246人のうち243人が検査を受け、9日までに9人が陽性、234人が陰性と確認されている。

 菰野町では、3月31日に陽性が確認された四日市市の30代女性(公務員)の職場関係者で、接触者として検査を受けていた未就学女児が2度目の検査で陽性と判明。東員町では、親族らが10人以上集まる食事会に参加した同居家族の20代男女の感染が確認された。2度目の検査で陽性となった桑名市の40代女性(看護師)は、感染可能期間には出勤しておらず、職場関係の接触者はいないとみられる。