三重県と四日市市は3月10日、伊賀市1人を含む県内9人の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた80代男性と90代女性の2人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ2579人、死者は61人となった。

 発表によると、伊賀市では、4日に感染が判明した40代女性の職場同僚の20代男性(会社員)の感染が確認された。同日に濃厚接触者として受けた検査では陰性だったが、7日以降に37度台の発熱や頭痛などの症状が現れたため、再度検査を受けたところ陽性とわかった。濃厚接触者は同居家族1人。

 いなべ市では、28日に検査で陽性が確認された未就学男児の別居親族の60代女性(パート従業員)と、クラスター(感染者集団)が発生した市内の保育園で感染が確認された女児と同居する40代女性(会社員)の2人。ともに1日に受けた検査では陰性だったが、その後症状が現れたため、再度検査を受けて陽性が確認された。

 この他、津市では津税務署(桜橋)に勤務する40代女性と、同居家族で自営業の70代男性、会社役員の50代男性の3人、四日市市では、県内に勤務するパート従業員の40代女性と、市内の物流会社に勤務する10代男性、桑名市では県外に勤務する20代女性の感染が確認された。

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