【市役所庁舎の壁に設置された「STOPコロナ差別」の懸垂幕=名張市鴻之台1で】

 新型コロナウイルスにまつわる差別や偏見を防ごうと、三重県名張市は3月1日、市役所庁舎北側壁面に「STOPコロナ差別」の懸垂幕を設置した。感染状況が落ち着くまでの当面の間、掲出される。

 市人権・男女共同参画推進室によると、市内では昨年3月から今年2月までに、数件の事例を把握。内容は、駅の公衆トイレ内に店舗名と「コロナ」の文字がペンで落書きされる▽飲食店に電話で「遅くまで営業するな」といったクレームが複数回寄せられるなどがあった。インターネット上の掲示板に、感染者を特定するような内容や、事実無根の情報が書き込まれるケースも複数あったという。

 市の担当者は「感染者や医療従事者などへの差別や、不確かな情報の拡散は絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。